ことのコト

不器用で呑み込み遅いけど、自分なりのやり方で進んで行こう🍀学習したコト☆気になったコトの覚え書き🍀

【小確幸のコト】日々のささやかなコトに心が満たされる幸せ

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久しぶりに近所のお気に入りのカフェ

行ってきた。


カフェというより喫茶店

という感じのお店。

(カフェと喫茶店の違いを

はっきり説明できないのだが、

私の中でここは喫茶店の部類に入る)


静かで落ち着いた雰囲気のこのお店は

のんびり読書したい時には

もってこいの場所なのだ。


店内のBGMはクラシック音楽が

心地よい音量で流れていて

読書の妨げにならない。

客層も大半が私ぐらいの年齢(50+)か

それ以上なので、

居心地の悪さを感じない。

1人で来店する人が多いので、

店内の静けさも程よく保たれている。

 


カフェのような煌びやかでインスタ映え

するようなメニューはなく、

かといって昔ながらの喫茶店にある

鉄板ナポリタンのような

メニューもないのが尚更よい。


(個人的な意見だが、

本を読むためにお店に行く時、

ランチメニューのカレーやパスタの

いが漂ってくるカフェや喫茶店に

行くのは避けている)

 

珈琲がメインなこのお店の軽食は、

サンドイッチとケーキ類なので、

お店には珈琲の香りを邪魔するものが

ない点も大いに気に入っている。


仕事が休みの時、ふと思い立って

ここに出かけようとする。

今日はどの本を持って行こうかな?

と考えているうちに時間が迫っている

ことに気づく。


(私がそのお店に行く狙い目の時間帯は、

モーニングサービスぎりぎりの

時間帯なのだ)

 

12時までモーニングサービスを

やっているので、その直前に行って

モーニングのメニューが注文出来ると、「間に合った!」

と訳の分からない達成感を感じる。

 

そんなどーでもいいコトが私には

小確幸なのだ。

 

小確幸


作家村上春樹さんによる造語


『小確幸(しょうかっこう) 小さいけれども、確かな幸せ』

 

村上春樹さんの本を

読んだことがない人でも、

この言葉を知ってる人は

少なからずいるようだ。

 

30年以上も前に生まれた

このムラカミ語は、

今では日本だけでなく世界にも

広がっているらしい。


この言葉には

人の心を惹き付ける魅力が

十分あるからだろう。

幸せの定義は人それぞれ。

 

人が感じる幸せが

自分にとっての幸せとは限らない。

自分の心が満たされるコトは、

日常のささやかな出来事の中に

いくらでも潜んでいるのだ。

 

私がこの言葉を知ったのは、

いまから15年ぐらい前のこと。

村上さんのエッセイ

『村上朝日堂 うずまき猫のみつけかた』

を読んでいたときの事だった。


当時は、

村上春樹さんの本を読んだことがなく

どちらかというと苦手意識があり

敬遠していたのだが、


(本の内容が難しそうとか、

村上さんに対してもちょっと気取って

スノッブなイメージがあったのだ)


ある日ふと興味がわき、

図書館で小説とエッセイを数冊借りて

読んでみた。

 

ハマった!

そこから一気にのめり込んだのは

言うまでもない。

 

小説家「村上春樹さん」と

エッセイを書く時の「ハルキさん」の

イメージのギャップがまた面白い。


そして、「村上春樹」さんは

決してスノッブなんかではなく、

普通の生活をしている身近な人だと

このエッセイから感じることができた。

 

 


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私がこのエッセイで共感した

『小確幸』は、この部分


(前略)「おいしいパン屋があるのってやっぱりいいよな」とつい考えてしまう。とくにのんびりと散歩がてら近所のパン屋に買い物に行って、ついでにそこでちょっとコーヒーを飲みながら(アメリカのベイカリーには椅子が置いてあって、そこでコーヒーの飲めるところが多い) 焼きたての温かいパンを手でちぎってかりかりと齧るのは、僕にとっての「小確幸」のひとつである。

 

村上春樹『うずまき猫のみつけかた』(新潮社、1996年)

 

 

この部分はかなりの人が

共感できるのではないだろうか。

「そうそう」

「焼きたてパンとコーヒーいいよね~」

とわたしも呟いた。

まさに「小確幸」のひとつである。


しかし私のお気に入りは、

最初の「小確幸」の方だ。


『ランゲルハンス島の午後』の中に

「小確幸」というタイトルの

エッセイがある。

(単行本は1986年 光文社より刊行)

 

こちらが初出のようだ。

(前略)

ところで僕はその「アンダーパンツ」の方を集めるのが──もちろん男性用のものです──わりに好きである。(中略)

引き出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた綺麗なパンツが沢山詰まっているというのは人生における小さくはあるが確固とした幸せのひとつ (略して小確幸) ではないかと思うのだが、これはあるいは僕だけの特殊な考え方かもしれない。


村上春樹、安西水丸 『ランゲルハンス島の午後』(新潮社、1990年)

 

 

こちらは思わずクスッと

笑ってしまうような内容。


いずれにせよ、

この小確幸的な目線で過ごしていると、

心の中のモヤモヤがちょっと

晴れるような気がする。

 

混沌とした世の中を生きていくコツは、

自分にとっての

「小さいけれども、確かな幸せ」

をたくさん持っているコトかもしれない

 

村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた (新潮文庫)

ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

 

  

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最後まで読んで頂きありがとうございます

 

 

【追記】 

村上RADIOやってますよ

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